AIに聞いてみた。
「メモ帳で作成し、ダブルクリックで実行する」という手法は、Pythonの動作原理を理解する上では非常に良い経験になります。しかし、実用的な開発においては「効率が悪すぎて挫折の原因になる」ため、推奨されません。
主な理由は以下の3点です。
コードの入力ミス(バグ)に気づけない
Pythonは「インデント(空白)」が意味を持つ言語ですが、メモ帳ではズレが分かりにくく、実行するまでエラーに気づけません。
開発環境(VS Code等)の場合: 入力した瞬間に「ここが間違っている」と赤線で教えてくれます。
「実行して一瞬で消える」問題
ダブルクリックで実行すると、プログラムが終了した瞬間に黒い画面(コンソール)が閉じてしまいます。
エラーが起きても、「何というエラーが出たのか」を読む前に画面が消えてしまうため、修正が非常に困難です。
ライブラリ(部品)の管理ができない
Pythonは、便利な「外部ライブラリ(OpenCVやPandasなど)」を組み合わせて使うのが一般的です。メモ帳での開発では、これらライブラリのインストール状況や、プロジェクトごとの使い分けを管理するのが非常に困難です。
ステップアップへの推奨ルート
いきなり高機能なソフトを使いこなす必要はありませんが、以下の順序で環境を整えるとスムーズです。
まずは「VS Code」をインストールする
Visual Studio Code をインストールし、拡張機能の「Python」を入れるだけで、メモ帳と同じ感覚で書けて、ボタン一つで実行結果を確認できるようになります。
実行は「ターミナル(コマンドプロンプト)」で行う
PS C:\Users\DELL\OneDrive\Python>
※「PS」とは、Windowsの強力なコマンド操作システムである 「PowerShell(パワーシェル)」 の略称です。
ダブルクリックではなく、VS Code内のターミナルモードで python main.py と打ち込んで実行する癖をつけると、エラー内容をじっくり確認できるようになります。
またターミナルモードを使えば、Windowsのコマンドプロンプトを使わなくて済むので便利です。
VS Code内のターミナルでプログラムを実行
1. ターミナルを表示する
VS Codeの下側に「ターミナル」というエリアがない場合は、以下のいずれかで表示させます。
・ショートカット: Ctrl + @
・メニュー: 画面上部のメニューから「ターミナル」→「新しいターミナル」を選択
2. コマンドを打ち込む
ターミナルの末尾に点滅するカーソルがあることを確認し、半角で以下のように入力して Enter キーを押します。
PS C:\Users\DELL\OneDrive\Python>python main.py
コードは注意してご使用ください。
※ファイル名が hello.py なら python hello.py と入力します。
【2025年現在の注意点】
Windowsの場合: python ではなく py main.py と入力すると動作する場合が多いです。
Macの場合: python3 main.py と入力する必要があります。
うまくいかない時: VS Code右上にある 「▷(右向き三角)」のボタン を押すと、これらのコマンドを自動で入力して実行してくれます。
3. 結果を確認する
実行すると、ターミナル内にプログラムの出力結果(print した内容など)が表示されます。
メモ帳でダブルクリックした時と違い、プログラムが終わっても画面が消えないため、エラーメッセージや結果をゆっくり確認できます。
結論:
「動けばいい」という小さなテストならメモ帳でも可能ですが、学習を楽しく、かつ効率的に進めるなら、早めに VS Code などのエディタに移行することをおすすめします。
VSコード(Visual Studio Code)
「VSコード(Visual Studio Code)」は、Microsoftが開発した無料で高機能な**コードエディタ(ソースコードエディタ)**で、Windows、macOS、Linuxなど様々なOSで利用でき、豊富な拡張機能でカスタマイズ可能、プログラミングの記述や編集、デバッグ(動作確認)を効率的に行うための定番ツールです。軽量で高速動作し、Git連携やマルチ言語対応、Web開発者向けの機能(Emmetなど)も備え、初心者からプロまで幅広く使われています。



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