2.2 VSCode フォルダを開く、プログラム作成、実行

「Visual Studio Code」の基本的な使い方

では、インストール後の「Visual Studio Code」(以降VS Code)の基本的な使い方を、はじめての方向けに、流れで分かるように解説します。

1 VS Codeの起動

起動してから、次のような構成になるよう調整します。

画面の基本構成

┌ 上:メニューバー、タブバー(横一覧)

├ 左:アクティビティバー(縦アイコン)

├ 左:エクスプローラー(ファイル一覧)
│アクティビティバーのファイルアイコンで表示/非表示

├ 中央上:エディタ
│コードを書く場所)

├ 中央下:ターミナル(結果出力)
└ctrl+@で表示/非表示

2 フォルダを開く

まずフォルダを選択します。 作業用フォルダ tp だけを開くので安全です。

ここでは C:\Users\DELL(自分の名前)\tp
C:\ 全体を開くより安全です。間違って変なファイルを触らなくて済みます。

VS Codeエクスプローラーは「開いているフォルダ」=作業範囲という設計です。
だから一つ深い階層を開くとそれより上は表示されません。

方法1(いちばん簡単)

①メニューバー左上の「ファイル」をクリック
②「フォルダーを開く」をクリック
③エクスプローラが開くので C:\Users\DELL\tp を選んで「フォルダーの選択」をクリック

👉 これでPythonテスト作業用フォルダの tpだけが表示されます。

方法2(いまのフォルダを閉じてから開く)

①メニューバー左上の「ファイル」をクリック
②「フォルダーを閉じる」をクリック
③「フォルダーを開く」をクリック
④エクスプローラが開くので C:\Users\DELL\tp を選んで「フォルダーの選択」をクリック

フォルダの整理

フォルダの削除や新しいフォルダの作成などは、Windowsエクスプローラーでやる方が安全です。

VS Codeエクスプローラーでもできますが「開発用途向き」です。

🔹 VS Codeで C:\ 全体を表示する方法
①メニューバー左上の「ファイル」をクリック
②「フォルダーを開く」をクリック
③エクスプローラが開くので C:\ を選んで「フォルダーの選択」をクリック

👉 これでルート(C:¥)から見られます。

注意(C:\ を開くとき)
C:\ はシステム領域なので:
・Windows
・Program Files
・Users(自分の中身はOK)
などは触らないほうが安全です。

🔎 VSCodeエクスプローラと Windowsエクスプローラの違い

項目 VS Codeエクスプローラ Windowsエクスプローラ
開発向き ◎ コード編集ができる △ 編集はできない
フォルダ整理
安全性 少し注意 安定

作業用フォルダ tp をまとめて
C:\Users\DELL(自分の名前)\tp
のように1か所に集約すると整理が楽になります。

3 プログラムの作成

新しいファイルを作る

方法1(おすすめ)
①VSCodeエクスプローラーのエリアにマウスを持っていく
②右上に4つのアイコンが現れる。
③一番左の「新しいファイル」をクリックする。
④新しいファイル名を入力する 例:test01.py
⑤プログラムのコードを入力する(またはコピペ)
⑥作成したコードをCtrl+Sで保存

👉 ファイル保存が完了すると、タブのファイル名表示の後ろが●から×に変わります。

方法2
①左上の「ファイル」をクリック
②「新しいファイル」をクリック
③新しいファイル名を入力する 例:test01.py
④プログラムのコードを入力する(またはコピペ)
⑤作成したコードをCtrl+Sで保存

方法3 ファイル名を決めずにコードを打ち込む
① Ctrl + N
「Untitled-1」という仮の名前のタブが開く
③プログラムのコードを入力する(またはコピペ)
④保存するときにファイル名を入力する。例:test01.py

エディタでプログラムコード作成

テスト用のプログラムコードは、以下のファイルをコピペして使ってください。

test01.py(数値計算 print)
test02.py(結果表示維持 input)
test03.py(文字変数を3回表示)
test04.py(住所・氏名のデータを表形式で表示)
test05.py(グラフ描画の基本形)

4 プログラムの実行と保存

ターミナルを開く

ターミナルでプログラムの実行(Run)、また実行結果を見ることができます。

方法1 ショートカット
①Ctrl + @(または Ctrl + `)で表示/非表示ができます

方法2 メニューから
①「表示」をクリック
②「ターミナル」をクリック

👉 ターミナル画面に PowerShell
PS C:\Users\DELL\tp> が表示されます
↑PSは PowerShellの略です。

プログラムを実行

実行はターミナルからが基本ですが、▶の方が楽ちんですよ。
テスト用プログラムを実行してみましょう。結果はターミナルに表示されます。

方法1:ターミナルから
①PS C:\Users\DELL\tp>
②PS C:\Users\DELL\tp>py test01.pyを入力してEnter

方法2:▶ Runボタン(おすすめ)
①実行したいファイルを選択する。
②右上の ▶(Run実行)をクリック

よく使うショートカット

・ターミナル表示: Ctrl + @
・保存: Ctrl + S
・すべて保存:Ctrl + K
・実行: ▶ボタン
・実行停止: Ctrl + C
・コマンド検索: Ctrl + Shift + P

VSCodeの編集画面の右上にある▷を押しましたが、実行できませんでした。原因は?

VS Code 右上の「▷」でプログラムを実行できない原因は、ほぼ次のどれかです。

✅ 一番多い原因
① Pythonインタープリターが選択されていない

▷は「選択されたPython」で実行します。
インタープリター未選択だと実行できません。

🔎 確認方法
画面右下に、Python 3.13.xの表示がありますか?
なければ:Ctrl + Shift + P で検索窓を出して Python: Select Interpreterを入力
「Python: インタープリターを選択」をクリックしてください。

VS Codeは「どのPythonで実行するか分からない」状態になることがあります。
Pythonが複数入っている場合があるので、「どれを使うか指定してください」という仕組みです。

✅ ② ファイルが .py ではない

▷は .py ファイル専用です。
拡張子が:
.txt
.md
また、保存していないファイルだと動きません。

✅ ③ Python拡張機能が無効

拡張機能にPython(Microsoft)が入っていない、または無効。
確認:Ctrl + Shift + X

✅ ④ ファイルが保存されていない

未保存状態だと実行できないことがあります。
Ctrl + S で保存。

✅ ⑤ Jupyterモードになっている

もし編集画面の上部に「セルの実行」と出ているならNotebookモードです。

その場合は:「セルの実行」を押す
もしくは通常の▷ではなく「Run Python File」を選択します。

5 まとめ

・フォルダを開く
・.py ファイルを作る
・ターミナルを開く(Ctrl + @)
・py ファイル名.pyで実行
・▶(Run実行)ボタンを使う

これで VS Code + Python の基本操作は完成です。