マークダウンセル(Markdown cell)とは、Jupyter Notebookなどで、コードの実行結果ではなく、解説文、見出し、箇条書き、数式などを記述・表示するためのセルです。#で見出し、*で強調など簡単な記号(マークダウン記法)を使い、HTMLのように装飾された見やすい文書を作成できます。
Contents
見出しの書き方(字の大きさ)
Markdownセルでは、行頭の # の数で文字サイズが決まります。
# 見出し1(いちばん大きい)
## 見出し2
### 見出し3
#### 見出し4
##### 見出し5
###### 見出し6(いちばん小さい)
# が少ないほど 大きい文字
半角スペースが必須(#見出し はNG)
見出し以外で字を強調したいとき
太字
**重要**
斜体
*補足*
等幅(コードっぽく)
`fs = 20_000_000`
見出しじゃないけど大きくしたい場合
Markdownの正統ルールでは 不可ですが、JupyterではHTMLが使えます。
<span style="font-size:20px;">少し大きな文字</span>
<h2>これもOK(HTML見出し)</h2>
※ 技術ノート用途なら # ## ### で十分です
(HTML多用は後で崩れがち)
Markdownセルが反映されないと思ったら
VS Code の .ipynb では、
Markdownは Run(実行)して初めて装飾されるというルールがあります。
装飾表示から編集に戻るには、
セルをダブルクリックもしくは Enterキー
ひと目で分かる見分け方
編集モード:# 見出し がそのまま見える
表示モード:見出し文字が大きい
小ワザ(地味に便利)
ダブルクリック → すぐ直す
Ctrl + Enter → 即反映
これを往復するだけで、
実験ノートがサクサク書けるようになります。
Markdownファイル(.md)
Markdownファイル(.md)は、「# 見出し」や「- 箇条書き」といったシンプルな記号ルール(マークダウン記法)を使って、プレーンテキストで見栄えの良い文書を作成できるテキストファイルです。HTMLより簡単で読み書きしやすく、エンジニアのドキュメントや技術メモ、ブログ下書きに広く使われます。
.md は Markdown専用の文章ファイルで、
見出し # ## ###
箇条書き
強調(太字)
コードブロック
などを 書式付きの文章として書くためのものです。
👉 プログラムは実行しません
👉 なので Runボタンもありません
.md と .ipynb の違い(超重要)
種類 目的 実行 主な用途
.md 読む・説明する ❌ 説明書、README
.ipynb 説明+実行 ✅ 実験ノート
.py 実行 ✅ プログラム本体
VS Codeで同時に見る方法
ここは VS Code 特有の操作なので、つまずきやすいところです。
順番にいきますね 👍
前提確認
開いているファイル:xxx.md
エディタ中央に Markdownの文字(# や ##) が見えている状態
方法①(いちばん確実・定番)
🔍 コマンド一発
.md ファイルをクリックして アクティブにする
Ctrl + Shift + V
左:Markdownテキスト
右:整形されたプレビュー
同時表示になります。
方法②(右クリック派)
.md の編集画面内で 右クリック
「プレビューを開く」
※「横に表示」は環境によって文言が違います
右側に開かなければ、次の方法へ
方法③(エディタ右上のアイコン)
Markdownファイルを開いているときだけ出ます。
エディタ右上に
🔍+📄(虫眼鏡っぽいアイコン)
または
📄↔(プレビュー切替)
👉 これをクリック
※ 最近のVS Codeは かなり控えめ表示なので、見逃しがちです。
「同時に」ならこれがポイント
もし プレビューが同じ場所に出た場合は:
プレビュータブを ドラッグして右側へ
画面が青く分割表示されたら離す
👉 左右分割になります。
うまくいかないときのチェック
✔ 本当に .md ファイルか
✔ .ipynb ではないか
✔ フォーカスがエディタ内にあるか
(エクスプローラを選択したままだと効かないことあり)
覚えるのはこれだけ
Markdown同時表示 = Ctrl + Shift + V
これだけ覚えておけばOKです。
補足(ipynbとの違い)
.md → 常にプレビュー
.ipynb → セル単位で表示/編集切替
なので、
「説明書を書く」→ .md
「実験ノートを書く」→ .ipynb
という使い分けが気持ちよくなってきます。


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